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経営メッセージ

皆様には平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
過年度の新型コロナウイルスによるパンデミックやインフレの影響など、当社も厳しい経営環境を経験しましたが、2023年度からは業績も上昇傾向へと転換し、今後の企業成長の起点となるようにさらなる努力をしてまいります。
さて、地政学的なリスクも含め、先行きが不透明な状況は今も続いていますが、2024年度の業績を振り返りますと、受注高は777億1千7百万円(前期比1.5%の減少)、売上高は円安効果もあり854億3千2百万円(前期比7.4%の増加)、受注残高は447億3千1百万円(前期比15.2%の減少)となりました。利益面におきましては、増収効果および粗利改善により、営業利益は82億7千9百万円(前期比4.0%の増加)、経常利益は92億4千1百万円(前期比10.7%の増加)と過去最高となりました。これも株主の皆様はじめ、取引先の皆様、従業員など多くの関係者の方々のご協力とご尽力の賜物だと感じております。

2025年度からは、第18次中期3カ年経営計画がスタートしています。その基本方針である「Unique & Dominant ~ホソカワの独自性で市場での存在感を高める~」は、今後10年にわたって当社の経営指針の根本をなす長期的なビジョンでもあります。
この「Unique」と「Dominant」という2つの経営指標に基づき、目の前にある経営課題を解決する際には常にどちらの軸へ向かうアクションなのかを見極めつつ、各セクションが具体的に「次はどのように進んでいけばよいか」を考えられるようにします。
「Unique」では独自性による利益率向上を目指します。お客様の課題解決に資する製品開発とともに、メンテナンスサービスの強化も図ります。「Dominant」ではエンジニアリングの強化により提案の幅を拡大し、当社製品を軸とした大型案件を獲得していきます。
さらに、グループ各社のROEと営業利益率をマッピングすることで、各社の現状と目標を可視化します。このマップ上には、それぞれの会社が持つエンジニアリング力、製品の独創性、サービスネットワークの強さが如実に表れてきます。各ユニットや地域ごとに、「今年はこの方向を目指す」「年内にこの領域に到達する」といった具体的な目標設定を可能にします。これにより、グループ全体で一丸となって長期的な成長を実現する体制を整えていきます。

ホソカワミクロングループの持続的な成長と価値創造に向けて、引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長 細川 晃平