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2022年 社長年頭所感(要旨)

2022年1月5日

能動的に変化を起こし、社員一人一人が成長する会社に

昨年度は新型コロナウイルス感染拡大のリスクから緊急対応計画を定め、黒字化を目標としてスタートしました。しかしながら、終えてみると過去最高の最終収益など、大変に良い結果を残すことができました。なぜ、ここまでいい結果を残せたのか、皆さんに考えていただきたい。例えば、大型案件を受注できたことや、企業による投資意欲が依然として旺盛であったこと、コロナ禍による移動制限で経費削減効果もあったなど、今挙げたものは環境の変化などによる外的要因によるものです。そうではなく、例えば自信を持ってお客様の対応に送り出せる部下が増えたとか、リモートによる商談でも顧客ニーズを把握できるようになったというような内的な要因をいくつ思い浮かべることができたでしょうか。内的な要因を多く挙げる事が出来れば、会社は実質的に成長できたのだと思います。変化を受動的に受け入れるだけでは会社が良くなったとは言えません。それで業績が向上したとしても、それは単なる運です。環境が変われば、また元の状態かそれ以下の結果になってしまいます。会社が本当に良くなるためには、能動的な変化を起こし、一人一人の社員が成長しなければなりません。

ホソカワミクロンは、過去十数年で大きく変わりました。労働時間も減少していますし、賃金も高くなっています。営業利益率も競合他社と比較して、かなり上位になっています。また投資額も増加しており、生産性向上のための良い流れが出来上がっています。そのためにみんなで努力してきたのですが、若い人達にはなかなかその変化が分からないと思います。昔のホソカワミクロンを知っている先輩達が後輩や部下に会社は良くなったと言ったとしても、共通の経験がないわけですから、なかなか伝わらない。しかしながら、会社がどうやって良くなったのか、そのノウハウや心意気を後世のために伝えていかなくてはなりません。そのためにも、今年はみんなで共通の試金石を作っていきたいと思います。試金石とは物事の価値を評価するための基準となるものです。受動的に変化を受け入れるだけではなく、能動的にどれだけ変化を起こせたのか。この一年でどれだけ会社が良くなったのかを測りながら、積み重ねていく事が大切です。全社員が前を向いて進んだ一年となるようにしましょう。

 

ホソカワミクロン株式会社
代表取締役社長 社長執行役員  細川  晃平