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【微粉砕】ファインインパクトミル UPZ

概要

4種類のハンマと3種類に大別できるライナ・スクリーンを組み合わせることで多種の原料と幅広い粒子径の要求に対応することが可能な高速衝撃型微粉砕機です。
医薬業界に多数の納入実績を持ちます。

原理・構造

原料は、粉砕室の中央から機内に入り、ロータの遠心力によって分散され、ハンマの衝撃力によって粉砕されます。

装置の原理については以下をクリック

特長

粉砕機内部の粉砕機構の選択、組合せのバリエーションが多く、広い適応範囲を持ちます。

内部機構がシンプルで分解清掃組立が簡単

CIP/SIP対応が可能

当社のアイソレータと統合したシステムも提供

100UPZ-cは、分解・清掃が容易で、軸封GMP仕様の医薬向け専用機です。

ファインインパクトミル 160UPZ(医薬仕様)

ファインインパクトミル 100UPZ-c(医薬仕様)

単体で使用する場合、粉砕品をバグフィルタで捕集する場合、粉砕品を分級して粗粉と微粉に分ける場合があります。


フロー

ロータ仕様

ピンミル型

スクリーンを不要とし、回転するピンディスクと、固定しているピンディスクとの衝撃により微粉砕します。
粉砕中の発生熱が少なく、弱熱性の原料にも適応します。
モース硬度3以下で原料中に摩耗剤(シリカ、ジルコニア)の含有量0.1%以下の原料に適応します。
(ハンマ周速:最高 140m/s)

ディスクハンマ型

微粉を減らし、トップサイズを揃えたい場合や凝集塊の解砕など、主に粗砕・中粉砕に適用します。
(ハンマ周速:最高 85m/s)

スイングハンマ型

大きな原料が入る可能性がある場合にも対応し、粗砕・中粉砕に適用します。対摩耗対策が可能です。
(ハンマ周速:最高 85m/s)

プレートハンマ型

発生風量が大きいので機内の熱を放出する効果が高く、熱に弱い物質を微粉砕するのに適しています。
対摩耗対策が可能です。
(ハンマ周速:最高 120m/s)

ライナ・スクリーン仕様

ピンミル以外のハンマは全て下記のライナ・スクリーンと組み合わせることができます。

全周スクリーン

全周がスクリーンで構成されています。比較的解砕が容易な原料に適します。
また原料の機内滞留時間が短いので、処理能力が高く、熱に弱い原料に適します。2種類の形状があります。

ロングライナ

粉砕室ドア側にライナが有り、粉砕品は軸受側の隙間から排出されます。
ライナは、ドア側から軸受側への角度が(10度、30度)と斜めになっています。
この角度と組み付け方向(送り/戻り)により製品粒度と処理能力を調整する事ができます。

スクリーン付ロングライナ

ライナとスクリーンが組み合わさった構造になっています。
全周スクリーンとロングライナの中間的な要求にお応えします。

特注仕様

特注仕様として下記内容に対応可能です。

  • 下部排出(標準)または接線方向排出タイプの鉄製、ステンレス(SUS304、316、316L)製の溶接ハウジングの作製
  • 耐防爆型設計ATEX94/9/EC対応の最大爆発圧力10バール(G)に耐える設計(PSR11)
  • 医薬仕様対応:表面処理、モノブロック、CIP/SIP、アイソレータへの内蔵など
  • 特注接続フランジ、ベアリングユニット、空気洗浄など

仕様

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