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POINT 1
当中間期の状況は、世界経済の先行き不透明感から顧客の投資判断が慎重になっており、受注は減少しました。しかし豊富な受注残高から売上計上が順調に進み、また価格転嫁による収益性の改善が徐々に現れたことで、売上高・営業利益はともに上半期ベースで過去最高となりました。
受注残高は減少しつつも依然として高い水準にあり、当社の生産能力に対して適正なレベルにあると判断しています。 -
POINT 2
円安が想定以上に継続し、邦貨への為替換算で上積み効果となりました。
また遅れていた欧州での値上げ効果が徐々に現れ、収益改善につながりました。
納入地域別の売上高は、欧州と米国が増加し、日本とアジアは僅かながら減少しました。 -
POINT 3
サプライチェーンの混乱により、一部の部材調達に時間を要していた状況が徐々に改善され、当社製品の納期が長期化している課題は改善傾向にあります。受注残高の滞留日数も減少しつつあります。
第80期 中間報告書
(2023年10月1日 -
2024年3月31日)