PLGAナノ粒子の特性

PLGAナノ粒子とは

PLGAナノ粒子にさまざまな薬物を封入でき、用途(投与経路・投与法)に応じた製剤設計が
可能です。

1. 薬物の種類
低分子化合物、人工核酸、遺伝子、美白成分、育毛成分など
2. 薬物の内包量
~数10%(成分の物性により異なります)
3. 大きさ
数10~数100nm
4. 表面修飾
キトサン、各種リガンド(吸着・化学結合)
5. 剤形
用時調製粉末(注射)、錠剤(経口)、エマルジョン(経皮)、
顆粒(経肺)、クリームなど
6. 用途
医薬品、医療機器、化粧品、医薬部外品 など
薬物封入PLGAナノ粒子

薬物封入PLGAナノ粒子

薬物封入PLGAナノコンポジット粒子

薬物封入PLGAナノコンポジット粒子

安全性

PLGAは、体内では生体内成分の乳酸とグリコール酸に分解し、最終的に水と炭酸ガスになって
排出されるため、体内蓄積もなく、非常に安全性に優れています。
(生体内分解性・生体適合性高分子)

安全性にすぐれたPLGA

PLGA基材は医薬品GLPにて以下すべてに陰性です。

  • 1.単回投与毒性試験
  • 2.皮膚一次刺激性試験
  • 3.連続皮膚刺激性試験
  • 4.感作性試験
  • 5.光毒性試験
  • 6.眼刺激性試験
  • 7.変異原性試験
  • 8.ヒトパッチ試験

主な機能性

ナノ化により、薬物にDDS機能を付与することができます。

1. 吸収性の改善
ナノサイズのため、マイクロ粒子と比較して生体粘膜への付着性、親和性が増大します。
2. 放出制御
PLGAの加水分解に伴い薬物を徐放化しますので、薬効の持続性が期待できます。
3. 細胞取り込み改善
細胞へ取り込まれますので、核酸などの細胞内送達も期待できます。
4. 安定性改善
生体内酵素などにより分解されやすい薬物を保護できます。