製品

小麦粉

概要

小麦粉に関わるホソカワの装置を紹介します。

小麦粉は、小麦粒を粉砕し、食用に加工されたものをいいます。現在、小麦粉は世界で最も多く生産されている穀物粉です。 ソフト種はグルテンが最も少ないケーキ用小麦粉とそれよりわずかに多くのグルテンを含む菓子用小麦粉に分けられます。ケーキ用小麦粉は、ソフト種小麦を微粉砕して得られる白色小麦粉です。低たんぱく量(8〜10%)で柔らかくキメ細かなケーキやクッキーに適してます。

内容

ドライマイスタ DMR-H

ケーキ用小麦粉に適した湿熱処理システム

アメリカのケーキ用小麦粉は漂白処理されているが、小麦粉の漂白が許可されない国では、代わりに熱処理が行われています。熱処理した小麦粉製品は、香りの良い食品(天然素材によるソース、スープと肉汁など)に求められる機能的特性を満たすことを目的に製造されています。

加熱調理された食品や乾燥混合調理された食品の製造には、原料となる素材に耐熱、耐酸、剪断安定性などの機能的な特性が本質的に必要となります。

熱処理した小麦粉の製造には、調理/乾燥工程で次の点が重要となります。また、製造工程はVNミキサとドライマイスタで構成されます。

  • 正確な加湿量
  • 乾燥時の短い滞留時間
  • 直接的および間接的な入熱

湿熱処理工程

含水量約4%の小麦粉には、ジャケットを備えたナウタミキサを用い、機内へスチームを吹き込みながら混合・調理(熟成)操作を20〜40分間行います。この処理で小麦粉の湿分は、4%から15%に増加します。調理・湿熱サイクルが終了すると、ミキサから特殊なジャケットを持つホッパへ排出され、その後直ちにドライマイスタによって粉砕・乾燥されます。乾燥製品は、原料と同じ湿分4%となります。

ナウタミキサ+ドライマイスタDMRフロー

ドライマイスタで処理される食品材料のプロセスデータ

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