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フッ素樹脂 PTFE

概要

フッ素樹脂の製造工程に用いられるホソカワの装置を紹介します。

4フッ化エチレン樹脂(PTFE)はフッ素と化合したポリマであり、その商標テフロンとして良く知られています。耐化学薬品性、低い摩擦係数、表面の疎水性など多様な特徴は、次にあげるような多くの異なる用途に理想的な材料です。
・鍋・釜類の固着しないコーティング
・水や風を通さない衣服
・化学装置、ベアリング、シール材のコーティング
・シーリング材料
・医療用移植用材料
・ケーブルの絶縁体
・デンタルフロス
・航空宇宙エンジニアリング

内容

粉砕後のPTFEに関する一般的な要求事項

ヒンジ開閉式分級ヘッドを持つ カウンタジェットミル710/1AFG

  • トップサイズd₉₇=40μm以下
  • コンタミがない(鉄を含まない)
  • 航空宇宙エンジニアリングでは特に高純度が要求される

特殊設計によるカウンタジェットミルAFGは、これらすべての要求事項を満たす理想的な装置であり、高い表面品質を持った特殊構造材料を使って製作されています。分級室開閉構造(右図)は、清掃を容易にします。

特殊設計によるカウンタジェットミル710/1AFGの性能

原料:PTFEチップ<20mm
最終製品の細かさ:d₉₉.₅=50μm
処理能力:約250kg/h
空気量:約32,000Nm3/h

フロー

プロセス

粉砕例

粉砕は、カウンタジェットミルAFGによって行われます。原料は粉砕室へ重力供給され、粉砕製品はサイクロンによって捕集されます。サイクロンの排気ガスは集塵機によって除塵されます。

粉砕されたPTFEは、ロータリバルブやフラップ弁を使うとフレークを形成してしまうため、大きな製品捕集ビンをサイクロンの出口や集塵機の排出口に直接接続します。

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