NOAELについて
NOAELについての詳細、及び化学物質のNOAEL値については下記のURLが大変参考になります。独立行政法人 製品評価技術基盤機構 化学物質管理センター
化学物質のリスク評価について-よりよく理解するために-4
http://www.safe.nite.go.jp/shiryo/RA/about_RA4.html
NOAELは実験から求められますが、ナノ粒子に関してはほとんどの場合、データが未だにほとんどありません。そこで仮にOELとして100μg/m3(抗がん剤などに相当)を目標とする装置を選んだとしましょう。安全係数は通常5~10程度であり、体重として50~60kg程度を想定すると、NOAEL(無毒性量)は0.1~0.2mg/kg/dayとなります。なお、毒性が高いと一般的に考えられている三酸化二砒素の生殖・発生毒性のNOAELは5mg/kg/day、シアン化水素の反復投与毒性におけるNOAELは3.2mg/kg/day、またナノ粒子の酸化チタン(P-25)は5mg/kg/dayとされています。
(三酸化二砒素、シアン化水素のNOAELのデータは(独)製品評価技術基盤機構の化学物質総合情報提供システムより転載させていただきました。またナノ粒子の酸化チタンに関してはDu pont社のDr. David Warheitの報告地のうち、吸入毒性の値を記しております)
なお、医薬分野では50%致死量であるLD50の数値に、5万分の一を掛けた数値をNOAEL相当として扱うこともあります。