バルーンカテーテル/ステントへの応用
- ・デバイスへ薬物を高含量積層することができます。
- ・ナノサイズのため、細胞内へ効率よくデリバリーすることが可能です。
(細胞標的指向性の向上)
本技術は、バルーンカテーテル/ステント表面にPLGAナノ粒子を積層したものです。
バルーンカテーテル/ステントで狭窄血管を拡張しても、再び血管が閉塞してくる(再狭窄)ことがあります。
PLGAナノ粒子が直接血管壁に溶出し、効率よく細胞内に取り込まれることで、血管の再狭窄と再治療の必要性(それに伴うリスク)を軽減できる可能性があります。
【ナノ粒子溶出型バルーンカテーテル】
(NEDOプロジェクト他)
透析用シャント血管、末梢血管や冠動脈の狭窄部位
(腕のように運動したり、伸び縮みするような場所)
【ナノ粒子溶出型ステント】
(厚生科研プロジェクト他)
冠動脈狭窄部位, 末梢動脈
粉末吸入製剤(Dry Powder Inhalation : DPI)への応用
- ・複合化処理により、PLGAナノ粒子の保存安定性、ハンドリング性、吸入特性が改善できます。
PLGAナノ粒子自体は付着性が強く、流動性が悪いので、通常、吸入デバイスは使用できません。
また、口腔内や気管支の途中で捕捉され、肺の奥まで到達するのが困難です。当社オリジナルな乾式あるいは湿式の粒子複合化法により、キャリア型や造粒型の数十μmの流動性に優れたナノコンポジット粒子(顆粒)を作製し、吸入デバイスからの排出時の気流中では、肺の奥まで到達しやすい1-7μm程度の粒子に分散され、さらに、肺胞に沈着後、コンポジット粒子から、ナノ粒子が再分散(構築)される粒子設計が可能となりました。
これまでの研究の結果、肺へのナノ粒子の到達率は、従来10%以下であったものが、ナノコンポジット化や吸入デバイスの改良によって40%以上に向上しています。
機械式圧縮せん断装置の例
(乾式、GMP仕様)
噴霧乾燥式流動層造粒装置の例
(湿式、無菌製剤用)
