概要

乳幼児食（ベビーフード）や粉ミルクの製造工程に用いられるホソカワの装置を紹介します。

乳幼児用食品（ベビーフード）や粉ミルクの市場では、非常に厳格な製品品質基準を満たすため、高度な衛生基準に関する最新の知識や極めて少量の成分を正確に再現性高く混合する技術が求められています。

乳児用粉ミルクの市場では、医薬品に類似した混合精度が要求されます。有効成分は、最大摂取必要量に応じてキャリア（担体）に混合されます。このとき最も重要なのは、粉ミルクを所定量の水に溶いた時、乳幼児が種々の栄養素を正確に服用・摂取できることを保証することです。

乳児用粉ミルクでは、種々の栄養素の含有量が品質基準となるため、含有成分量の測定は欠かせませんが、その測定費用は高価です。そのため、含有成分測定費用の抑制を目的に、少なくとも数トン以上の大規模バッチ生産をする場合があり、高精度の大型混合機が必要とされます。

処理容量が大きく、かつ高度な混合精度の要求を満たす混合機の仕様例として、サニタリデザインの片持ちスクリューや電解研磨表面仕上げ、清掃用ビッグドア、サニタリサンプルビンやサニタリ仕様のホソカワイゼムバルブの採用などが挙げられます。

当社では、洗浄性（CIP仕様）と混合精度が高く、大容量処理が可能な短時間バッチ混合で、かつ製品への負荷が小さく、製品損傷を極力抑えたいとする相反する機能が求められる幼児用粉ミルクの製造工程について、数多くの納入実績を有しますが、ここに紹介するバイトミックスは、その最新解決法となる装置です。

多くの設計経験を持つ当社は、高い混合精度を満たすために最適な容器構造の機器設計が可能です。衛生面や清掃面、粉塵爆発防止の全てにおける最新設計基準の情報に常に精通し、最適な機器を提供しています。