製紙用の顔料や充填剤の製造工程に用いられるホソカワの装置を紹介します。
製紙分野での紙質に対する要求は年々高まっており、白色度や不透明度の向上、印刷適合性の向上、高速塗工機での運転特性の向上などが求められます。これらの要求に応えるため、さまざまな顔料や充填材が開発されています。
当社は、さまざまな製紙用顔料の製造プロセスに実績を持っています。
下記にそれぞれの紙に配合される顔料の種類や割合を示します。
紙の種類と充填材の関係
ANRパドル
GCCの湿式粉砕には縦型媒体攪拌ミルANRが最適です。粉砕品はスラリー状のまま製紙プロセスで使用されます。充填用から表面塗工まで全てのグレードを製造できます。
軽質炭酸カルシウム(PCC)は、化学沈殿法によって製造される合成炭酸カルシウムです。当社では、PCCの製造システムとともにその製造ノウハウも提供することができます。
PCCやアラゴナイトは、紙の表面塗工に使用されます。これらの使用により、インクの密着性が向上し、紙の白色度と不透明度が向上します。
1120ANR
表面コーティング剤
マルチロータAFGの構造
流動層式対向型ジェットミルAFGで粉砕することで、極めて容易に剥離し、かつ製紙分野で必要とされるシャープなトップサイズを持った製品が得られます。
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